帰国 귀국(クィグック)
今日、帰国します。
1年6ヶ月もの間、なぜ新村にいたのかを考えてみました。
もともと、韓国の文化・言葉といったものに興味を持っていたので1年間の予定で来たわけですが、それを半年も伸ばしたのはなぜか?ひと言でいえば、それは「ひと」が面白かったせいだといえます。名所旧跡は実際に行ってみれば、既存の情報を確認するだけです。それに対して、韓国には自分の考えを表面に出す「ひと」がたくさん暮らしていました。また、語学堂でであった「ひと」たちも、先生は韓国という国を意識しているし、生徒も海外にでているとそれぞれ自分の「国」を意識して発言せざるをえなくなります。日本で日本人の中でだけ暮らしていた私にとって、そのような「人」たちと接することは日本と自分を見つめなおす貴重な経験でした。
この間、私にいろいろなことを教えてくれた「人々」に心から感謝の念を表します。ソウルに来てすぐに、私のポケットから財布を奪ったすり君を含めて。
水筒 물통(ムルトン)
8月も残り少なくなったのに、日中は暑くて街歩きには水が欠かせません。
ソウルの水道水はよくないと言われていますが、直接飲んでも異常はありません。ただ、味がよくないので麦茶にして持ち歩いています。
地下鉄の中でいろいろな物売りが働いていますが、ムルトン・ケースを1,000Wで買いました。軽くて保温性もある、優れものです。
明日の帰国をまえに、荷物を整理しています。
文法 문법(ムンポプ)
一月ほどかけて、延大発行の文法本をやりおえました。
450ページをこえるけっこう分厚い本で、各項目ごとに例文が5例づつ示してあります。例文を書き取る方法でやりましたが、韓国語が日本語と大変似ていることを再確認しました。
道案内 길안내(キルアンネ)
韓国では、日本と比べ物にならないほど頻繁に道を聞かれます。見れば私など、外国人であることが分りそうなものですが。
今日は、ドイツ人の女学生に仁川空港に行く方法をきかれました。それも、ドイツなまりの英語で・・・ 韓国語でなら、なんとか聞き直すことなく答えることができるようになりましたが、英語が出てくるまでには少し時間がかかりました。
彼女は「ここで30分も尋ねているのに、韓国人はだれも英語がわからない」というので、それは当然の事だから、次に来るときには少しは韓国語を話せるようにしてくるように、説教してから空港バスにのせてあげました。
国語辞典 국어사전(クゴサジョン)
国語辞典、つまり韓−韓辞典を買いました。
延大の書店で「동아 참국어사잔」という中程度のものを選びましたが、囲み記事もあって読み物としても楽しめます。
ただし、ある単語をひくと説明のなかに分らない単語があり、またそれをひくというエンドレス状態におちいっています。